2023年6月29日木曜日

『オーストラリア生活』オーストラリアではプライベイト保険に入ったほうがいいのか?

 


オーストラリアの保険制度は日本とは違いますね。

病院は私立(プライベート)と公立(パブリック)とあります。

私が勤めている病院はパブリックです。

パブリックの病院は治療費全て無料。手術をしてもどんな高度な治療を受けても無料。これは素晴らしいです。退院するときに薬をもらうと、その退院の時にもらう薬代だけ支払います。

それじゃあなんでプライベートの保険に入る必要があるのか?

人口の55%の人がプライベート保険に入っています。

理由は

パブリックの医療費は税金から賄われています。低所得者(約280万)以外から2%の税金が医療費税としてとられています。しかしそれだけでは到底足りないので、ある一定の収入がある人から税金が取られます。独身で$90、000以上稼いでる人、カップルで$180,000以上稼いでいる人は1%ー1.5%さらに税金が取られます。

しかしこの余分な税金支払いを逃れる方法があります。それはプライベート保険に加入することです。

理由の一つは余計な税金を免除できる

プライベート保険に入るとどんな特典があるのか?

ではプライベート保険に入るとどんな特典があるんでしょうか?

  • 年に2回歯医者さんの定期検診を受けることができる。ー歯のチェックとクリーニングが無料。早期発見により定額で虫歯の治療ができる。年間どれくらいの金額を歯の治療にかけられるか決まっているので、余分な治療は有料ですが、無保険に比べたら格安。
  • よく利用する医療機関を特典で選んでおけば、それに大して治療費が格安。ーメガネが格安で買える。視力検査は無料。もしフィジオやマッサージなど選べばそれに対しても格安で受けることができる。
  • パブリックは慢性的な疾患に対しての専門医への受診や手術の待ち期間が長いがプライベートはすぐにやってもらえる。

プラーベート保険の欠点は?

費用が高いし年々上がっている。そのランクによりますが年間で$1、500ぐらいかかります。すべてをカバーしてくれるわけではありません。パブリックはどんなに高額な治療を受けても無料ですが、プライベートは自分の入っているコースでカバーしてくれる物とくれないものがあります。知り合いで、プライベート保険を使って心臓系の検査を受けようと思い、保険会社にチェックをしたら(検査を受ける前でよかった)自分の保険ではその検査はカバーできないので$10,000かかると言われたそう。自分の入っている保険はよーく読んでおく必要があります。また年代で内容を検討して自分の年代に合ったカバーに変えていく必要があります。50歳になったら妊娠、出産なんて関係ないですもんね。

プライベート保険はギャップを払う必要もあります。プライベート保険でプライベートの病院で治療を受けてもベッドの差額とかちょっとした物の支払いが発生します。

例えば、妊娠して子供を生んだ場合、アフターケアーが充実しているのはパブリック。実際両方を経験した友人が言っていました。パブリックの方が良かったと。

パブリックはサービスを良くて無料だし、すぐにやってくれるんだったらなんでプライベートに入る必要がある?

それはですね。。だから需要が多すぎて対応が仕切れないという問題があります。

緊急度が高い場合はすぐに対応しますが、緊急度が低いとこれが問題。

膝の腎骨董置換術を待っている患者さんなどは2年待ちぐらいがざら。膝は痛みがありますが、命に別状はないので緊急度が低い。そんなこと言ったって、痛くて痛くて歩けないんだよ。。。って言われても、心筋梗塞できた人を救うことの方が先、事故で大怪我をした人の手術が先ってなるわけですよ。

病院に入院している患者さんでもそう。夜中から絶食が始まって夕方の4時ぐらいに、今日は緊急が入ったからできない。また絶食を夜中からやって。。なんていうことが4日間続けて起こる事がザラにありますからね。もしその人が老人だったら絶食でよろよろ状態がさらに悪化するよ、いくら点滴していても。でもそれが私の病院はパグリックで普通に起きる。その日のうちにできたら、今日はすごいじゃん。。って思ってしまう。

義理の両親が高齢で色々とちょっとしたことで問題があって、やれ検査だのなんだの受けています。これが次の日とかにやってもらっている。これはプライベート保険に加入しているから。

これがパブリックだったら、専門医に診てもらう予約を取るだけでも結構待たされる。待たされるといっても何日じゃありませんよ。何ヶ月って単位。ひどければ年単位。

それを考えたらプライベートに入っておいた方が歳を取ったときに便利かなと思います。

そんなんで収入が高くなくても、プライベートの保険に入っている人は結構いると思います。

これからは医療費が高くなって税金だけでは賄えきれなくなって、もしかして日本みたいに少しずつでも負担をしなくてはいけない日が来るのではないかとちょっと不安。


オーストラリア在住の方で保険に入ったほうがいいか、迷っている人にちょっとでも参考になれば嬉しいです。



にほんブログ村 にほんブログ村へ


2023年6月28日水曜日

『オーストラリアでリタイア』オーストラリアで不動産投資はどう?

 


どこの国に住んでいても、リタイアメントはやってくる。

早期リタイアはできなかったけど、楽しい、安心なリタイアメントの為に準備をしなければ。

リタイアなんてまだまだ先の事と思っていたら。。。すぐ来てしまう。

若い頃は歳を取ってからのことなんて全然考えていなくて、毎日が楽しかった。貯金もあまり考えずにお買い物、旅行、スポーツとか楽しんで、

ふと気づく年頃、

あれ、仕事辞めたらどうするんだ?不安がよぎる。


定年してからのお金は。。。年金。。。でも年金だけだとちょっと心配。

貯金は金利がこんな低い状態では意味がない。

貯めても、年金同様使い始めたら底無しじゃないから減っていく。


そこで不労収入があればいいよね。

不労収入の代表的なもの。。。不動産投資。これは売らない限り、家賃収入があるのだ。

日本では人口減少により不動産が余り気味で空き家問題も出ている。

オーストラリアでは不動産投資はどうなんだろう?


オーストラリアの不動産投資はいい事が多い。

利点

  • ネガテイブギアでタックスリターンに有利
  • 不動産の価値は上昇傾向
  • 賃貸の需要が高い
  • ローンは家賃収入で支払いできる
欠点

  • もし借りてがいなければローンの支払いが難しいかも。
  • 購入するのに大金がいる。
  • 管理が面倒くさい。


ーネガテイブギアでタックスリターンに有利ー

ネガテイブギアって何?

それはローンの額が家賃収入よりも多いということ。

例えば家賃収入がが$14、000として、ローン、利子、諸費用もろもろにかかったお金が$20、000とすると年間の赤字が$6、000。タックスリターンの時にこのマイナス分を計上できるため、タックスが多めに返ってきます。投資用の不動産にかかった費用は全て計上できるのです。(不動産投資をよく理解しているアカウンタントを探す必要あり。)マイナス額が高いと結構なお金が返ってくるのです。😀


ー不動産の価格は上昇傾向ー

        Australian Bureau of Statistics より引用




Australian Bureau of Statistics より引用

オーストラリアの不動産はつねにと言っていいほど上昇傾向にあります。

上のグラフは10年間の変化ですが、ダーウインとパース以外は上昇しています。でもこれは2021年までで、今はパースもダーウインも上昇しています。特にダーウインは結構すごい。特にメルボルンとシドニーは見てもわかるように10年で2倍上になっています。


ー賃貸の需要が高いー

オーストラリアは今現在供給が少なすぎる状態です。空き家率は4月で0.8%。これはすごすぎる。よくニュースでは、借家の申し込みが多すぎてその値段よりも高く借りますと言う人が借りてしまい、家を借りることができない人が多い状態。家賃も高く、シェアハウスに若い人はもちろんだけど、中年の人でも入らざるおえない状態になっている地域もあり。

ーローンは家賃収入で支払いできるー

ローンは返済しなければいけないけれども、そのほとんどを家賃で賄うことができれば、自分が払う負担は少なくて済む。オーストラリアは金利だけ払うと言う形のローンもあるので投資のローンは金利だけのローンにすると払うお金は低く抑えることができる。

こんなにいいことが多い不動産投資、できたらやりたいよね。

でもよく考えてやらなければいけない。

欠点から考えると、

不動産を買うには大金が必要。まず、10−20%の預金が必要。

もしも借りてが見つからなければ、その期間は自分がローンを支払わなければならない。それにその物件がもしも欠陥だらけだったら修理に莫大なお金が必要かも。。。

なんてことを考えたらえーやっぱり心配。。。ってなってしまいますが、

数字を計算して、大丈夫だったら絶対やったほうがいい。オーストラリアは移民の国でまだまだ人口は増加傾向で不動産は需要不足状態。それに家の値段が上がりすぎて、家を買えない人が多くなっている。そうしたら借家は絶対必要。家の値段も落ちてもそんなにどーんと落ちることはないと思う。家の売買をしてお金を儲けるのではなく、賃貸収入を老後の資金の足しにしたいのであれば、立地がすごく辺鄙なところでない限りこの空き家率を見ても、借りたい人は見つかるはず。

株式投資に比べたら不安感は低い。その分始めるのに不動産は大金が必要だけど。

危険度が低い投資と考えたら、不動産投資はおすすめ。

特にここオーストラリアでは!






オーストラリアで楽しいリタイア生活のために、頑張ろう!


関連記事

オーストラリアの家の価格は異常だ

 https://edokao.blogspot.com/2017/07/blog-post_3.html



にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2023年6月27日火曜日

『オーストラリアでリタイア』年金はどれぐらい必要?

 


リタイア前にどれくらいのお金があるかはとーっても重要ですよね。

どれくらい必要かは気になるところ。

今年の調査ではなんとスーパーアニエーション(年金)は,カップルで$640,000

約六千万円,そして一人でも$545,000必要だそうです。🙀

これが快適に過ごせる額だそうです。快適って言っても人それぞれ違うとは思うけど。

でも六千万もいるんかー。怖ー。そんなに貯めれるのかしら。


オーストラリアは個人年金積立制。

会社に勤めている場合は,会社が個人が選んだスーパーアニエーションの会社に,給料分の10.5%を振り込んでくれます。利率はその職業で違います。政府関係の会社に勤めている人はその利率はもうちょっと高い。

スーパーアニエーション(スーパー)は色々ありますが、なんでも選べると言うわけではありません。私は看護師なので医療関係のスーパーで病院が指定したいくつかの中から選びました。

自営業の人は自分で自分が選んだスーパーの会社に振り込みをする必要があります。

日本では政府が管理しているので、年金をどれだけもらえるかは勤務年数などで変わってくる。経済状態が悪ければ年金をもらえる金額も減少してしまう。。かも。実際に今と昔では年金をもらえる額も変わっていると思います。


オーストラリアは個人年金制度なので、どのくらい積立をリタイアまでにできるかでもらえる額が決まります。と言うことは自分次第。

年収が多ければその分振り込まれる額も多い。勤続年数が長ければまた額も多くなる。

年収が少なくても自分で少しづつスーパーに振り込みをすることもできるので、若い頃から貯金と思って、$50でも少しでもコツコツと振り込みをすれば、チリも積もれば山となる。例えば、年間 $27,500までは税金無しでスーパーに振り込みできます。


塵も積もれば山となる


女性のスーパーの額は男性に比べて低いです。こちらでも共働きでも子供ができたら女性が仕事を辞める率は高い。子供が大きくなってまた働き出しても、その何年か働かなかった分のギャップは大きい。


オーストラリアの個人年金制度は私はいいと思います。いくら貯まっているのかはっきりとわかるし、自分でコントロールができる部分もある。

ウエッブサイトで簡単にチェックできます。

スーパーは株の運用で資金をコントロールしているので、自分でどの程度のリスクで運用して欲しいか選べる。


スーパーはリタイア後のための資金なので、引き落としはできないようにするべき。

でも、コロナのこの異常事態の時に、仕事を失った人や自営業で資金繰りできない人や、ローンの支払いが困難な人の問題が出て、政府がある一定の期間にスーパーからお金を引き出すことができるようにしました。その間に引き出して、なんと必要なもの以外の物、例えば服を買ったりとか。。アホか。。。って思うんだけど、そんな人が結構いた。

そのためにリタイア時に資金が足りない人が出ると問題提起していたんだけど、政府が許可した時点でおかしいよね。

スーパーはリタイアの為のものって理解していない人が多いのか?若いとそんなこと想像もできないのかな。。。

オーストラリアは生活保護の制度が充実しているから、まあなんとかなるだろうって思っている人が多いのかもな。

そりゃあ、お金がなければ生活保護を受ければいいけど、それじゃあ最低限の生活しか出来ないわけで旅行も行けない。そんな生活はしたくない。

この六千万円は多すぎると思う。これは年間で$70、000使っている人を想定しているので、年間で自分がどれくらい使っているか計算してみたら大体自分はどれくらいいるか計算できるとおもう。

とにかく早くから少しづつスーパーにお金を入れる。絶対引き出さない事。

もしも仕事を変えた場合、スーパーは同じスーパーを選ぶこと。いくつも持っていたら手数料をそのスーパーごとで払っているからもったいない。運用もまとめてやると増える量も違う。

myGovのサイトを使えばいくつも持っているスーパーを一つにまとめる事ができるよ!

ワーホリの人は帰国の前にスーパー解約してお金をもらう事を忘れないでね!



老後の楽しい生活のために頑張ろう!!



にほんブログ村 にほんブログ村へ

2023年6月25日日曜日

ブログをお休みしている間にいろんな事がありました。

 



ブログをお休みしている間に色々なことがありました。

一番しんどかった事は、しんちゃんがお空に行ってしまったことです。

もうすぐで2年になります。

私はなぜか絶対しんちゃんは18歳ぐらいまで生きてくれると思い込んでいたので、

しんちゃんがこんなに早くいなくなってしまうとは。。。

旦那はすぐにもまたわんさんを迎えたいようですが、

私はまだ心の準備ができていません。

まだ他のわんさんが家の中にいる状況が想像できない。

しんちゃんの写真が至る所にあって、毎日ご挨拶をしています。


調子が悪くなってから手術をしたりして、看病をしている間はとても濃厚な時間でした。

うんぴーが手についても、お漏らしされてもいいんです。

手術の後麻酔が切れて痛い時に、よしよしってしてあげる事しかできなくて

それでやっとうとうとしてくれて。

まだまだ思い出すと涙が出てしまうなー。

しんちゃんの犬生が良い時であったらよかったなー。

もしも輪廻転生があるんだったら、また会いたいなーしんちゃん。

しんちゃんもそう思ってくれていたらいいんだけどね。

私の夢の中には出てくれませんなー。







にほんブログ村 犬ブログ 犬 海外生活へ
にほんブログ村


にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

お久しぶりです。ブログを再開しようと思います。

 こんにちは、

2年ぐらいブログをやっていなかったのですが、またボチボチと再開しようかと思います。

色々と試行錯誤して有料サイトを作ってみたりしましたが、

今回再開しようと思った時に、このブロガーは残っていたのでこちらで再開しようと思います。

その点では無料サイトはいいですね。ブログの運営者が閉鎖をしない限り、ブログが残っているので。


私も57歳になりました。

まだ同じ病院で看護師をしています。

コロナではあのなんだか分からない状態の時に、コロナ感染者の看護を行うことは不安がありましたが、なんとか乗り切りました。

そのころは看護師不足で他の部署や病院に移動できる一番良い時期で、役半分ぐらいの人が辞めて行きました。

そんな中でも残り、平のままでひたすら働いております。

移ろうかなーとか、管理職挑戦しようかなーとか思ったりもしましたが、なんせこの年で面倒くさいなーが勝ってしまいこのまま来てしまいました。


これからはブログの書き方を忘れてしまったので、ボチボチですが、

定年に向けてオーストラリアではどんなことをしたらいいのか。。などを中心に書いて行こうかなと思います。